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Last Updated:30/7/1996
◆助産婦さんの名言集
■どんな子にも、産まれてくる意味はある。
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片桐助産院では、お産のリスクについても事あるごとに話をされます。
片桐でのいわゆる「異常分娩」の割合は、病院の平均をはるかに下回っているそうですが、
それでも時には死産や産まれてすぐ亡くなってしまうこともあるそうです。
あるとき、片桐先生が「臨月まで全く順調だったのに、産まれてすぐに亡くなってしまった
赤ちゃん」の話をされました。
10ヵ月もお腹に入れて、楽しみにして、やっと産まれて、喜びの絶頂の中で
何の理由もなく、赤ちゃんが亡くなってしまう・・・。
「でも、その赤ちゃんだって、ちゃんと産まれてきた意味があるのよ」と先生は言います。
「初めての子には、産道を開くという、特別な仕事があるの。
その子は次の子の為に、お母さんの産道を開くという大変な仕事をしてくれたのよ。」
悲嘆にくれていたお母さんは、それを聞いてとてもなぐさめられ、
亡くなった赤ちゃんに一晩添い寝をして、お礼を言って、お別れすることができたそうです。


■あそこも筋肉なんだから、どんどん使った方がいいんだよ。
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あそこというのは、「あそこ」のこと。
つまり妊娠中のセックスの話しです。
しかも、これは臨月の妊婦さんを対象にした健康教室での片桐先生の発言です。
先生いわく、あそこだって筋肉なんだから、使ってないといざというとき(出産のとき)
うまく赤ちゃんを送り出す運動ができないので「どんどん、した方がいいのよ」だそうです!
ちまたにあふれる妊娠出産本は、軒並み臨月に入ったらやめましょうと書いてあるのに!
そういった本を鵜呑みにしてはいけないということは、離乳食のすすめ方のところで
述べたいと思います。


■うちは、お産では日本一だと思う。
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これは、片桐先生の言葉ではなく、片桐先生の下で働いている助産婦さんの
言葉です。
お勤めをしたことのある人なら分かると思いますが、自分の働いているところって
いいところより悪いところの方が目に付いてしまうものですよね。
それをきっぱりと「日本一」だと言い切ってしまうのを聞いて、
自分の仕事に誇りと自信を持っている助産婦さんをとても眩しく感じました。


■そのとき、どんな自分に出会えるか楽しみだね。
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予定日の2週間くらい前のことです。
MAM TAMIKOはむくみが急にひどくなって、入院することになりました。
そのとき入院した部屋が、水中出産のお風呂がある部屋の隣だったので、
お産の声がもろに聞こえてきたのですが、それが「生きたまま火あぶりにされている魔女」
のような世にも恐ろしい声だったので、すっかりびびってしまい、掃除に来た助産婦さんに
「あんな物凄い声を出すくらい痛いんじゃ、耐えられる自信がない。」と訴えました。
すると助産婦さんは、「あれは、聞いてるとすごく痛いみたいだけど、本人は意外と
そうでもないのよ。ほら、ジェットコースターに乗った時キャーって言った方が怖くない
のと一緒よ。」とケロリとして言いました。
「でもね、あの声は他の時に出せって言われても、絶対出せないの。
だから、そのときにならないと、自分がどんなふうになるか分からないのよ。
あなたも、そのときにどんな自分に出会えるかたのしみだね。」
取り乱すのも自分。叫ぶのも自分。あなたの中にはどんな「動物」が潜んでいるんでしょう。


■赤ちゃんは、お父さんとお母さんの子供になりたくてなりたくて、生まれてくるんだよ。
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「私なんかの子供に生まれてきて、お腹の赤ちゃんかわいそうに」と思って
いたときに、言われた言葉です。
「赤ちゃんは、空からお父さんとお母さんを見て、お父さんとお母さんのことが大好きで、
このお父さんとお母さんの子供になりたいなあと思って生まれてくるんだよ。」
この言葉を聞いて、本当に救われた思いがして、涙が出そうになりました。
また、「赤ちゃんは、自分を育ててくれる力のある人のところに生まれてくる。」とも
聞きました。「だから、障害のある子は、ちゃんとそれでも育てられる力がある両親を、
選んでいるんだよ。」と。
それからは、もし障害のある子が生まれても、それは私たちにその子を育てる力があると
いうことだから大丈夫、という自信のようなものが生まれました。

MAM TAMIKO