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Last Updated:1/2/1997
◆アノとき読んだアノ一冊
- ■たけながかずこ著「働くわたしのマタニティ・ブック」(青樹社)
- こどもを持って働くというのはとっても大変なこと。
実生活上のノウハウも欲しいし、精神的な拠り所も欲しい。
だけど、なかなかワーキングマザー向けの妊娠・育児本ってないですよね。
この本は「働く」ことを前提とした妊娠・出産・育児期のノウハウがいっぱい
書いてあります。著者が3人の子を育てながら働き続けてきた方なので説得力あり!
いまどきのワーキングマザーなら「こどもを預けて働くなんてかわいそう」なんて
外野の声には耳をかさなくても、「本当にこれでいいの?」という自分自身の声には
やっぱり気弱になるときもあるよね。
そんなとき「うん!やっぱり私は私の生きたいように生きていいんだ!」という
元気と、そのための環境づくりをしよう!という活力をくれる1冊です。
- ■野崎友璃香著「イルカに逢って、聞いたこと」(講談社)
- この本は、私が「水中出産」に初めて出会った本です。
この本を読んだとき、私のお腹の中にはひなちゃんの命が芽生えていましたが、
私はそのことを知りませんでした。
子どもを作る予定はなかったので、「もしかしたら」とも思っていませんでした。
それなのに、この本の「イルカをお手本にした出産」「”ホモ・デルフィナス(イルカ人間)”」
という言葉を読んで「もし子どもを産むことがあったら、水中で産みたいな」
と思ったのだからとても不思議ですね。
妊娠が判明したのは、その1ヵ月後。
著者が代表をつとめている「DLコミュニケーション」に手紙を書いて、
どこで水中出産ができるのか教えてもらいました。
- ■国立京都病院医長 石田勝正著「抱かれる子どもはよい子に育つ」(PHP研究所)
- 赤ちゃんが生まれて、一番最初にぶつかる壁のひとつが、おじいちゃんおばあちゃんの
「抱きぐせがつくから、泣いてもすぐ抱くな」という言葉ですよね。
大丈夫。この本を読めば、自信を持って赤ちゃんを抱いてあげることができます。
赤ちゃんをいっぱい抱いてあげることで、赤ちゃんは自分が愛されているという自信を持ち、
愛されているという自信があればこそ、自分以外の人を愛することもできると書いてあります。
抱きぐせがついているのは、抱かれ過ぎたからではなく、抱かれ足りないからなのだから、
満足するまで抱いてやればいいのだそうです。
しっかり抱かれずに育ってしまった子供は、自分の「存在感」が不確かなので、人とうまく関われず、
「いじめる」というやり方で関わろうとしてしまうのだそうですよ。
- ■森瑤子著「叫ぶ私」(集英社文庫)
- 私は、ひなちゃんがお腹にできるまで、生涯母親にはならないつもりでした。
それは、子供にとっていい母親になる自信が全くなかったからです。
自分の母親のような女にはなるまいとばかり思ってきたのに、そっくりになってしまった
自分自身を思うと、とても子供をつくる勇気がありませんでした。
妊娠していることがわかって、母親を泣きながら罵倒するような夢ばかり見るようになった頃
この本に出会いました。
この本は、森さんが自分の母親に愛してもらえなかったように、自分も我が子を愛せない
という思いを、セラピストに対して生々しく吐き出している本です。
この本を読んで、何か解決できるというわけではありませんが、同じような痛みを持って、
一生懸命自分の殻を破ろうとしている人が他にもいるということが分かって、
ずいぶん慰められました。