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Last Updated:1998/11/6
◆水中出産って一体!?
■むくみとり
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最初の出産のとき、臨月に入ってからも無理を続けたのがたたって、
自分でも気持ちが悪いくらい足がむくんでしまいました。
片桐に電話したところ、「それは何かあるんだろうから、すぐ入院しなさい!」
ということで、産まれてはじめての”入院”というものをしたのですが、病院ではないので
上げ膳下げ膳で(この食事がまたオイシイ!)ただひたすらぼーっと寝てるだけ。
暇なので、あちこちにぶらさげてあるノートなんかを読んで過ごして、
そのときに私は舌癒着のことを知ったので
「この入院は、舌癒着を知るために必要だったのかも・・・」なんてあとで思ったことでした。
(むくみは一泊二日ただ寝ていただけで治りました。それまでその時間が取れなかったんですよね・・・)

そして、今回は、本人に全く自覚症状がなく、仕事やプライベートでも
前回に比べ全然楽な状況にあったにもかかわらず、なーんと22週で早くも
むくみが現われてしまいました。そして、やれクミスチミンを飲めだの
プルーンとビタミンとプロテインを混ぜて飲めだのあれこれアドバイスをいただいたのですが
なぜかちっとも回復せず、その状態のまま臨月に突入してしまいまして、
ついにまた「入院宣言」を受けることになってしまいました。

入院といえば「3食昼寝つきで楽できる〜」というイメージのある私はルンルンしていたのですが、
片桐先生は「ニンジンダイエットしてもらうわよ〜」とまた、新しい方法を編み出したご様子。

むくみというのは「冷え」から来るものなので、体を暖めればいいわけで、
外から暖めるのはモチロンですが、内側から暖めるのには、ナント「食べない」のが一番いいんだそうです。
これは、どっかのナントカ先生(忘れちゃってごめんなさい)が10年来推奨してきたことで、
いままでこの方法で、政財界の方も含めたくさんの方が健康になられたのだそうです。
やり方は、
8時  ニンジン+リンゴのジュースを飲む
10時 朝食
17時 夕食
とたったこれだけ!

妊婦なので、どーしてもお腹がすいたときは、生姜湯などを飲むらしいですが・・・。
片桐先生曰く「だから鳥は卵を暖めるとき何も食べないのよ」だそうです。
え〜ん、あの食事を楽しみにしていたのに〜〜〜。とほほ。

でも、出産−>入院時に上の子と離れることがとっても心配だった私は
この入院が「ムスメがパパとねんねできるようになる」ためのいい練習の機会に
なったなーと思って、久しぶりのひとり寝を楽しみにすることにしました。


■片桐助産院と”体にいいもの”
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片桐助産院に行くと、いろんな物を買わされます。
もちろん強制ではないけれど、「いいわよお」と
勧められるとついつい買ってしまうのです。
前回の妊娠のときも、塩に始まって、電磁波防止のダイオード
(最近ずいぶんメジャーになってきましたね)、鉄剤にビタミン剤(高い!)、
お灸にお茶にプルーンに靴下に下着に本に・・・とまあ
かなり買いました。
そして今回の妊娠で久しぶりに行ってみたところ、また遠赤外線の出る
リストバンドだの、牛乳やヨーグルト、108のミネラルを含む飲み物(?)
などなど、新たな取り扱い品が増えていました。

片桐は、病院のように「出産時に出産のリスクを最小限にするように
医療行為をする」のではなく「妊娠中に出産のリスクを最小限に押さえる
努力を母親がする」方針だということもあり、本当に体にいいもので
あれば、多少高くても買うのはやぶさかではないのですが、
次から次へと「いいもの」が出てくるので、「世の中”体にいいもの”
が溢れかえってるけど、ここで扱うものと扱わないものは、どう区別
してるんだろうか?」という疑問が湧いてきて、片桐先生に聞いてみました。

先生の答えはいたってシンプル。
「まず、自分が試してみる。そしてよかったものだけを勧める」
のだそうです。
他の助産婦さんがあとでこっそり教えてくださった話によると
院内の至るところに、片桐先生のところに送られてきて試してみて
没になったものが、ごろごろと眠っているのだそうです。
それから、あまり詳しくは説明されませんでしたが、その品物の
「波動」を調べて、「波動」のいいものだけを使う、ということも
やってらっしゃるようです。
私たちが目にしているのは、片桐先生が試した山のような”体にいいもの”
の中から選りすぐられたものだけだったというわけです。

そして、体にいいからといって、誰にでも使わせるわけではありません。
必ずOリングテストを行って、その人に合うかどうか、合う量はどのくらいか
を調べます。

*Oリングテストとはなにか?
  まず、左の手のひらを軽く上に向け、次に右の手のひらも上に向け、
  右の人差し指と親指で輪を作ります。
  最初は、左手に何も乗せないで、右の手の輪に力を入れ、誰かに
  その輪を開いてもらいます。
  その後、左手に試したいものを乗せ、もう一度同じことをやってみます。
  最初(何も乗せずに)やったときより、輪の力が強くなっていれば、
  それは自分の体に合うもの、逆なら合わないものなのだそうです。
  人間の気は左から右に流れているので、そういうことになるのだそうです。
  (私は原理はよくわからないのですが、たしかに物によって
  力が入れられたり入れられなかったりするのは、体験済みです)

それから、もうひとつ気になっていたのは、片桐で扱っている”体にいいもの”
の中に、ネットワークビジネス商品があるということです。
もちろん、片桐がそれでもうけようなどと思ってないのはよくわかるのですが、
それでもなんだか気持ち悪い。この件も、片桐先生に聞いてみました。

このときの答えもとってもシンプル。
先生が言うには、「ネットワークビジネスは、大手に対抗して、小さいところが
いいものを広めようとしたときには、やむをえない手段。片桐ではそれで
もうける気はないし、気持ち悪ければあなたも人に勧めなければいい。
うちでは”いいものは、いい”と、割り切ってるよ」ということでした。


■片桐の新しいシステムについて
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■産後の回復を助ける「整体」と「オイルマッサージ」にも書いたように
片桐の出産システムが新しくなりました。

新システムでは、産婦さんが2日間完全寝たきりになるため、入院期間が5日から7日に延び、
出産費用も倍(60万円前後)になりました。
そして、お母さんが寝たきりの二日間は基本的にはパパが赤ちゃんの面倒をみるのです。
■2年間おっぱい飲んでくれてありがとう。に出てきた多里愛ちゃんのママが
ふたりめ紅愛(くれあ)ちゃんを出産したので、様子を聞いてみました。

やっぱり、なんといっても気になるのは「下の世話」。いくら夫婦でも夫におむつを替えてもらうのは
抵抗がありますね。でも、実際はパパがつきそっていても、おむつの交換は助産婦さんがやってくれるそうです。
骨を正しい位置で固定させることが目的の寝たきりなので、素人がおむつ交換をして変に動かしては
元も子もないというのがその理由です。助産婦さんなら、悪露のナプキンを替えてもらうのと同じ感覚で
御願いできますね。でも、赤ちゃんのおむつ交換は全部パパの仕事。おっぱいの度にウンチをし、おむつを替えたとたん
おしっこをする新生児のおむつ交換を、夜中も度々起きてやるのはさぞ大変だっただろうと、
パパであるマーク・オニールさんに聞いたところ、「とっても楽しかった」そうです。
考えてみれば、私も産まれたばかりの赤ちゃんを世話するのは、大変でもちっとも苦にならなかった
記憶があります。それどころか、世話をすればするほど、愛情が湧いていった覚えが・・・。
あの「ふつふつと母性愛が湧き上がってくる感じ」を、今度はパパも味わえるわけですね!


■私の水中出産体験記
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プールに入ったのは、陣痛が5分間隔くらいになってからでした。
陣痛が始まってからは、和室でプールに入るまでの時間を過ごします。
立ったり座ったり、布団を丸めてしがみついたりして痛みを逃がしました。
痛いことは痛かったけれど、事前にお産のすすみ方についてしっかり
レクチャーを受けていたので恐怖はありませんでした。
「いま自分がどの段階にあるのか」知っていることで、ずいぶん痛みに対する
感じ方も違ってくると思います。
プールには、立って膝上くらいまでのお湯が張ってありました。
お産の進みが速く、寒気のしていた私は「もっと熱くしてください」と言って
お湯を足してもらいましたが、まだ寒気がおさまらず「もっと熱く」と言ったところ
「これ以上熱くしたら、赤ちゃんがかわいそう」と言われました。
体温と同じ温度の羊水から出てくる赤ちゃんのことに、初めて気持ちが向きました。

夫もあわてて水着に着替えて、プールに入りました。
それまであまり乗り気ではなかったようでしたが、いざとなったらそれどころではありません。
片桐先生も水着に着替えて、プールに入りました。
手の空いている助産婦さんがビデオを撮影してくれています。
お産のとき、どんな風にしてほしいかは、あらかじめ伝えておくことができます。
私たちは、夫の立会いとビデオ撮影だけを希望しましたが、好きな音楽を流したり
上の子や友人などたくさんの人に囲まれてお産をしたいという希望を出す人もあり
可能な限りかなえてもらえます。

陣痛がいきみに変わりました。
大きな波が押し寄せてくるような感じです。
どんな姿勢でいきんでも構わないのですが、私はしゃがんだ夫の肩につかまって
四つん這いでいきむのが楽でした。夫も一緒になって、いきんでいました。
産んでいる間はずっと苦しいのかと思っていましたが、いきみといきみの間は
すうっと楽になって休むことができました。夫も先生と雑談をしていますし、
私も「あー、お腹減った」なんて言ってました。
手の空いた助産婦さんが冷たい白桃を食べさせてくれて、とてもおいしかった!

いきんでいる間はとても苦しいのですが、先生が「よしよし、もう少しだよ」と
優しい声で甘やかしてくれるので、ちょっといい気分でした。
いまどのくらい降りてきてるとか、あとどのくらいかかりそうとか
状況も逐一教えてくれるので、安心して任せることができました。
最後の最後に頭が出口に「ひっかかった」ときだけはさすがに「痛い!」と
思いましたが、それからひといきみで「スポン!」という感じで赤ちゃんが
出てきました。本当はしばらくお湯の中で泳がせようと思っていたのに
嬉しくて嬉しくてすぐ抱き上げてしまいました。

それから、しばらくへその緒がつながったままで赤ちゃんを抱いていました。
母乳がちゃんと出るように、おっぱいを含ませましたが、まだくわえられません。
かわいくてかわいくて飽きずにながめているうちに、ウッとお腹が痛くなって
ちょっといきむと大きなレバーのような胎盤が出てきました。
最後まで自分の力で産んだんだという満足感がありました。
夫がへその緒を切って、「俺にも抱かせてよ」というまで、夫に抱かせることも思いつかずに
ずっとずっと赤ちゃんを抱きしめていました。


■自然分娩 ってどこがいいの?
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私は水中出産は「やった方がいいよ」という立場ですが、
自然分娩は「絶対やるべきだ」と思っています。
なぜならば、病院での出産は母体を必要以上に痛めつけ、疲れさせ、
お母さんは出産後赤ちゃんの面倒をみることすらできないくらい、
ダメージを受けてしまうからです。
自分が産んだ子を人まかせにして、自分だけで休んでいるお母さんは、
動物の世界でも人間だけで、とてもおかしなことだと思います。
赤ちゃんとお母さんは、産まれたときから「絶対」一緒にいる「べき」だし、
何より産まれたての赤ちゃんが隣で寝ているあの幸せを、全てのお母さんに
味わってほしいと思います。

自然分娩では、産むときの姿勢が自由です。
生理痛で苦しんでいる方。あのとき、仰向けでじっとしていろと言われたら
とてもつらいですよね。立ったり座ったり、横になって丸まったりして
痛みを逃がしますよね。出産はあれを何倍かに増幅したものですから、
なおさらです。自分の楽な姿勢で産む方が、ずっと「痛くない」と思います。

自然分娩では、会陰切開をしません。だから、剃毛もしません。
会陰切開が嫌で子どもを産むのが嫌な人も多いと思いますが、
あれは病院で「急いで」子どもを出してしまいたいからやっているだけで、
上手に助産婦さんが取り上げてくれれば切れることも「伸びすぎる」ことも
なくそのままで産めるんですよ。
切ったお母さんは、後が大変(歩くのもトイレに行くのもひと苦労)ですが、
切らなかった私は、出産後ひょいと立ち上がってすたすた病室まで歩いていきました。

他にも、浣腸をしない、陣痛促進剤を使わない、など本当に動物本来の姿で
産むことができるので、出産直後から赤ちゃんと一緒でもちっとも大変じゃありません。
片桐では、へその緒がつながったまま気が済むまで抱っこしたり、おっばいを含ませたりした後
胎盤が出たあと(これも病院では無理に引っぱり出されるけど、自力で出した方がキモチイイ)
体重を計ったりする間だけ赤ちゃんと離ればなれになりますが、あとはもう
ずうっと一緒にいられてそれはそれは幸せでした。


■水中出産ってどこがいいの?
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大きくいうと、ふたついいことがあります。
ひとつは、お母さんが楽だということ。
お湯の中だと体がリラックスして開きやすくなるので、お産のすすみがスムーズです。
また、生理痛のとき腰を暖めると楽になるという経験のある方も多いと思いますが、
お湯には痛みを和らげる効果があります。

もうひとつは、赤ちゃんにとっても楽だということ。
赤ちゃんはいままでぬくぬくとした羊水の中に10ヵ月もいたわけで、
そこからいきなり冷たい空気の中に出ていくのは相当大きなショックで、
そのショックが後々の人生にまで影響を与えてしまうことすらあるそうです。
水中出産では、子宮の中とほとんど同じ(お湯は、羊水と同じ塩分濃度に調整されています。)
ところに出ていくわけですから、赤ちゃんのショックが小さくて済みます。
(よく息ができないのでは?と質問されますが、この段階ではまだへその緒が
繋がっているので大丈夫。気持ちよさそうに泳ぐ子もいるそうですよ!)
水中で産まれた子は精神的に安定した子が多いそうです。


■え〜い!もっと手っ取り早く知りたい!!
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水中出産のことをもっともっと知りたいのに、ちっともこのページが
更新されない!と思っているあなた。
お急ぎでしたら、ぜひこの本を読んでみてください。
山内孝道著「らくらくうれしく 水中出産 片桐助産院の現場から」(農文協)
この本には、実際体験した人の話や、水中出産の歴史(なんと発端は
旧ソ連のエリート養成理論だそうです)、水中出産の全プロセス、
片桐先生のこと、水中出産のできる病産院リストなどあなたの知りたいことが
みんな載っています。
私もこれを読んで最終的に水中出産することに決めました。


■水中出産ってどんなふうに産むの?
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水中出産といっても、水の中で産むのではなく、大きなお風呂のような
ところで産みます。水温は、体温(子宮の中)と同じくらいで、腰くらいの深さです。
お風呂の中に入るのは、裸になったお母さんと、水着を着た助産婦さん、
お父さんは入っても入らなくてもいいですが、入るならもちろん水着を着ます。
お風呂の中に入るのは大体いきみたくなった頃で、入った途端痛みが和らぐという人が
多いようです。入ったら、後は自分の楽な姿勢になって、好きなようにいきんで、
好きなように叫んだりすればいいのです。助産婦さんが、上手に誘導してくれます。
よく、水(お湯)が血だらけになるんじゃないかという質問をされますが、
自然分娩の場合、赤ちゃんが出てくるときはほとんど出血がなく、
胎盤が出てくるときに少し付いてくるくらいです。


■水中出産ってどこでできるの?NEW
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水中出産ができる助産院は幾つかありますが、私が出産したのは、
「片桐助産院」というところです。(神奈川県海老名市 tel:0462-38-1775)
小田急線海老名駅からさらにバスで20分くらい行ったところにあります。
ちょっと通うのに不便ですが、評判を聞きつけて、東京や千葉、遠くは浜松や仙台から
来ている人もいます。遠くから来ている人は、予定日の何日か前から入院して
陣痛が始まるのを待ちます。入院している人が少ないときは、だんなさんや上の子も
一緒に泊めてもらえるので、旅行気分で楽しかったという人もいました。

希望の出産をかなえる施設を知りたい方は
日本周産期環境研究所(JPE) 054-257-9892
で紹介してくれます。(電話がかかりにくいという話です)

MAM TAMIKO