第2回スクールページシンポジウムに行ってきました。

1:表彰式

・去年は応募件数100数件だったのが、ことしは約3倍に増えたそうです。
・内訳は小学校が60%、中高校が15%ずつ、その他が10%。
 小学校の作品は個性的なものが多かったが、学年が上がるほど
 類型的な作品が増えてくるという印象だったそうです。
・「ホームページ」に文部省や朝日新聞が優劣をつけるのってナンカヘン・・・
 と感じていたら、審査員のひとりである佐野元春さんもおなじ心境だったようで、
 佐野さんが表彰するときはとっても居心地悪そうに、表彰状をボソボソと
 読み上げていらっしゃいました。(髪にだいぶ白髪が・・・!)


2:基調講演「インターネット教育とその課題」 (慶應義塾大学大学院教授 相磯秀夫氏) ・国の政策と現状  日本では1999年までに全小学校で専用教室に22台パソコン導入  (2人に1台)・中高校に一人1台を目標としている。  現状は小学校が60%導入済み(インターネット接続は7.3%)  中高校が75%導入済み(インターネット接続は、中12.5%、高17.3%) ・一方アメリカでは・・・  クリントン大統領が2000年までに全米の学校をインターネットで結び、  12歳でインターネットにアクセスができるようになる教育を保証すると明言。
3:事例紹介&トークセッション「子供達はインターネットでどう変わったか?」 (モデレータ 山根一眞氏 他) ・滋賀県大津市立平野小学校 石原一彦先生の話より「一人の100歩より100人の1歩」   研究資料を2000円で売って、中古のパソコンを買っている。(学校内ベンチャー)   先生も生徒もパソコンを買うためにどうやって金もうけしようかという算段をいつもしていて、   校長を社長、教頭を専務と呼んでいるそうです。 おもしろい取り組みとしては、国語の問題でよくある「このときの主人公の気持ちは?」   という設問を、「ごんぎつね」を題材にインターネットで投げかけ、いろいろな人の   意見を聞いているということ。これ、とってもいいと思います。   主人公の気持ちは、主人公にしかわからない!   「子供達がどう変わったか」については   ホームページでひとりずつ研究発表することにより   相手の知らなかったいい面を見つけることができ、本人の自信にもつながった   ということをあげていらっしゃいました。   (たとえば、おとなしく目立たない子が、実はCGがとっても上手だったとか)   子供達がインターネットを使う際のガイドラインも、HP上で公開しているそうです。 ・三重県熊野市立神上中学校 石本康明先生の話より「教育とは”夢とロマン”」    先生8名生徒8名という家族的な環境の中で、刺激のある授業をということから   通信を始めたが、何か目立つことをするとすぐ「始末書」になってしまう。   インターネットをつないで初めは、やたらと海外にメールを出して交流しようとしたが   話が続かず失敗した。もっと毎日取り組めて生きた学習を、ということから   米づくりをはじめ、それをホームページで公開することにした。   その経験を踏まえて、メール交換をすると話が「米づくり」をベースに広がっていくことが   わかった。つまり、ただ海外とつながるだけでは意味がなく、こちら側に   コンテンツがあってはじめて、インターネットが生きた。  「子供達がどう変わったか」については山の中の廃校を危ぶまれるような   学校であるにもかかわらず、自己表現力がつき、物おじせず、自分の意見をはっきり   言えるようになった(OUTOUTする快感を覚えた)ということをあげていらっしゃいました。 ・愛知県立半田高等学校 澤田 哲先生の話より「インターネットは自分を見つめていくためのメディア」   インターネットの教育利用に関心がある先生は全体の1割くらいで   あとは「わからないから怖い」   「どう変わったか」というテーマだが、実際は「変わった生徒」がやっている。   あとは受験に必死でそれどころではない。 ・半田高校元生徒(電脳遊撃隊初代メンバー) 平井靖高君の話より   (「これから学校じインターネットは広がっていくと思うか」という質問に対して)    いまの高校生は「自己主張を隠したい」「目立ちたくない」「人と同じことをしていたい」    人が大多数。その中で自分達は「自己主張がしたい」からやった。    これからも「やりたい人はやる」だろうし、それでいいと思う。   (「学校にどうあってほしいか」という質問に対して)    「やりたい」という気持ちを押さえつけず、生徒と先生が同じ方向を見ていることができるような    学校であってほしい。 ・込山の感想        トークセッションを聞いて、日本の教育の現状は暗いけど    先生も捨てたもんじゃないな、こんな先生もいるんだな、と嬉しくなりました。    それにしても・・・    平井くん、自分の意見をしっかり持っているキミはカッコイイぞ! *トークに参加された学校のホームページは、スクールページから  見にいけます。
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