| [トップページ][お申し込み・お問い合わせ]
[スタッフから皆さんへ] |
|
| ●4(小学校4年生用) 「このように歴史は始まった−ノルウェー女性史」より (2) | |
|
シッセルとトーレのクラスで トーレとシッセルは先生に、男女の平等について、どのようにして今のようになったのか、そしてこれからどうしていくべきなのかをクラスで話し合うことを提案しました。 これはその話し合いの一部です。 先生: 1913年に女性たちが選挙権を持ってから、女性の生活を改善するよい法律がいろいろできましたね。1915年には父親のいない家庭の子供への生活保護も制定されました。 トーレ: それは最小限、必要なものだよね!父親が実の子供の養育費を払う義務がなかったというのはほんとうですか? 先生: そうです。また、1927年までは離婚のとき、女性は財産の半分をもらう権利がなかったんだよ。 エッレン:わたしのひいおばあちゃんは、結婚したあと、事務所で働くのを許してもらえなかったと言っていました。 先生: そうだろうね。1939年までは女性は結婚したら仕事をやめなければならなかったんだよ。 ヨルン: 女性と男性の給料が平等になったのはいつ? マーリエ: わたし、知ってる。1959年に定められたのよ。でも、あいかわらず男女の賃金の格差はなくならなかった。それは、女性が、女性向きとされている仕事をかんたんに選んでしまい、そういった仕事の給料が安いからよ。 カーリ: それに、わたしたち女の子の多くが仕事に対して「どうせすぐ結婚してやめるんだし」という考えを持っているのも事実よ。 アリルド: それはおかしいよ。そういう考えは持っちゃいけない。女の人が自分で生活できる仕事をさがさなきゃ。家族を一生ひとりで養わなくてはならないかわいそうな夫のことを考えなよ。 ヒルデ: それは正しいけど、そのかわり、あなたが結婚するときには家事や子育てにしっかりと責任を持たなくちゃだめよ。そうしなければ、奥さんはあなたの倍働くことになるんだから。それが平等なことだと思う? アリルド: いや、平等ではないね。 メレーテ: うちのお母さんは、男の人に家事をまかせるのは不可能だって言ってる。わたしも金曜日のそうじの時に、お父さんがどんなにのろのろ動くか知っているし。けっきょくはお母さんががまんして、あくせく働かなくてはならないのよ。まるで家事の責任はすべて、わたしやお母さんにあるみたい。お兄ちゃんも宿題とかほかの用事を口実に手伝おうとしないし。お母さんもわたしももうあきらめているのよ。平等じゃないとはわかっていても、わたしたちが自分で働いた方がよっぽど早いんだから。 ヤーコブ: うちでは、毎月4週目の金曜日のそうじ当番はお父さんって決まってるよ。うちではこんな風にきちんと仕事を分担しているんだ。1回を1人が分担する約束なのに、それをさぼるなんてなさけないことだよ! エーヴェン:ぼくはお父さんと2人で暮らしているんだ。お父さんはぼくらを支配できる人なんていないと言うよ。あと、今の社会全体が、男の人に都合がいいようにできているんだって。夫婦が離婚して、子どもがお母さんに引き取られた場合、父親が母親を助けたり子どものめんどうをみたりするかどうかは彼の自由だ。だから、彼がほっとこうと思えば何もしなくたっていい。そういうことを何とも思っていない人も多いってお父さんは言ってるよ。お父さんは”ひとり親の会”のメンバーだから、こういう話をたくさん知っているんだ。 マルガレート: うちの農場に、奥さんや子どもに暴力をふるう人がいるけど、それでも彼らは結婚しているのよ。彼と話をしようとする人は誰もいない。 エヴァ: わたしは何で彼が警察につかまらないのかわからない。先生、家族なら暴力をふるっても許されるの? 先生: いや、そんなことはないよ。わたしたちは争いをうまく解決し、自分の思うがままに他人に暴力をふるうことがどんなにばかげているかを理解しなければならないんだから。 ラーシュ: だからそういった争いをなくすために、こんなに長い時間をとって話し合ってるんですね、先生。 |
|
|